夢21ホームNEWS

2025-03

10

サンハイム仏向原 ホットプレートの会を開催しました。

2月11日の火曜日、本日は祝日のため仕事はお休み。

入居者5名全員がそろっている貴重な日です。

管理者Yの肝いりで始まったこのホットプレート企画。

入居者それぞれが抱えている懸案事項を「水に流す」、ではなく「ホットプレートで焼いてしまおう」という発想から始まったかどうかは定かではありませんが、Fさんからリクエストのあった焼きそばとお好み焼きが今日のメインです。

 

Tさんが頭にタオルを巻き、本格的な鉄板焼きスタイルで粉を溶いていきます。その後ろで作業の監督をするのがFさん「作業はしない!監督はやる!」とのことで監督に就任します。彼は食事が待ちきれず食事の30分前にはリビングで待機し、時には蹴りを繰り出すこともあります。しかし、今日は監督という立場上そういったことはできません。その気持ちが伝わったのかTさんの溶き方は丁寧で全くダマができません。監督も納得の出来上がりです。

 

Wさんに食器を配ってもらい、いざ実食。とはいかず、その前に焼く工程があります。皆そろった状態で焼きましたが、この待ち時間が思ったよりも長く、待つことの苦手なFさんは食器を箸でカチカチ、Iさんは早く散歩へ行きたいようで時計をちらちら。いつ暴発するかわからない雰囲気に職員は気が気ではありません。もういっそ、「レアで食べるのが通なんだぜ」と食べさせてしまおうかとほんの少し気の迷いが生じたとき、「おいしそぉ~わはは!」とOさんの声が職員の邪念を一蹴します。それに合わせるかのように「そうだね、おいしそうだね」とWさんが合いの手を入れます。自然と会話が生まれ、笑いが生まれ、焼きあがっていくお好み焼きの匂いと共に温かい雰囲気に包まれていきます。

1枚目を食べたからかFさんは落ち着きを取り戻し、Iさんは出発時間をあきらめた様子です。そこからは焼き、食べる、焼き、食べるの繰り返し、焼きそばまで一気に焼き上げてしまいます。焼きそばは蒸しすぎたせいか伸び切ってしまいましたが、不満を口にする人は一人もいませんでした。片付けながら「またやろうね!」「今度は何にしようか」と自然と次回の話になり、そこで皆が気付きました。ホットプレートセットにたこ焼きプレートがあることを。「次はたこ焼きがいいね!」とすでに散歩へ出かけたIさんを除いて異論なく決まります。次回は前菜を用意し、小腹を満たしてから皆にたこ焼きを焼いてもらおうと思いつつ、管理者Yがここまでの盛り上がりを考えてのホットプレート推奨であったのかは分からないまま今回のホットプレートの会を終えました。

 

 

コメントの投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です