2026-03
13
活動紹介 区役所販売
こんにちはワークショップ夢21です。
今日は、わたしたちの自主製品――マフィンとマドレーヌ、スノーボールクッキー販売のお話です。
場所は保土ケ谷区役所。
いつもは書類や相談で訪れる場所に、今回は売る側として立つことになりました。
なんだかそれだけで、少し緊張します。
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前日から一生懸命焼き上げたお菓子たち。
焼き上がりは上々、気合いも十分。
袋詰めをしながら、「いい匂いだねえ」「もう自分で食べたいなあ」
なんて言いつつ、準備は万端。

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そして販売の日。
「よし、完売目指そう!」と気合いを入れて、いざ区役所へ。
ブースを設置し、きれいに並べた焼き菓子たち。
でも――
誰も立ち止まらない。
前を人は通る。
でも、通るだけ。
「……どうする?」 「声、出す?」
最初の「いらっしゃいませ〜」は、ほぼささやき声でした。
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立ちはだかったのが、販売という行為そのもの。
品物を渡す、お金をもらう、お釣りを返す、お礼を言う。
たったそれだけのことが、思った以上に難しい。
お客さんを前にして、なぜか固まる。
ぎこちない笑顔だけが浮かんでいる。
手が動かない。
「あ、そうだ。お金もらうんだった」
と後ろから小声でサポートが入る場面もありました。
物を売るって、こんなに緊張するものなんですね。

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それでも回数を重ねるうちに、変化が出てきました。
「マフィンいかがですか!」
声がはっきりしてくる。お金の受け渡しもスムーズになる。
最初は棒立ちだったけれども、気がつけば自然に袋を差し出している。
ドタバタしながらも販売を終えられるようになってきました。
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そしてある日――
気づけば、販売開始から数分で完売。
「え、もうないの?」「さっき始まったばかりなのに!」
あの区役所で固まっていた日が、遠い昔のようです。

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この活動は、ただ物を売る時間ではありませんでした。
緊張して、固まって、間違えて、ある時は売れないと悩みつつ、でもまた戻ってきて。
その積み重ねが、ある日の数分での完売に繋がっています。
甘い香りのマフィンとマドレーヌ、そしてスノーボールクッキー。
でも、それ以上に濃いのは、わたしたちの経験の味かもしれません。
もし保土ケ谷区役所で、焼き菓子を売っているところを見かけたら、ぜひひとつ手に取ってみてください。
次の瞬間に売り切れているかもしれません。


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